東海通駅の賃貸マンション

2019年8月5日取材　1/1ページ

今回お邪魔したのは名古屋市営地下鉄名城線「東海通」駅徒歩10分の物件「一光ハイツ南一番町 102」。一級建築士の資格を持ち『空き家おもしろ活用家』として活動されている平松オーナーのこだわりのお部屋をご紹介します！

心ときめくベランダ♪

ーこの物件はどのような目的で購入されたのでしょうか？

平松オーナーこの物件はもともと自分で住んでいたものを賃貸向けに改修したものです。

ーまず、目に入ったのがベランダです。ハンモックとか置いてプチバーベキューとかもできそう！

平松オーナー一段降りた所を専用庭として使うことができるのでウッドデッキにしてみました。面白いかなと思って。ウッドデッキは腐りにくい「ネズコ」という日本の木材を使用しています。ベランダにあるこの物置は大工さんに作ってもらいました。

魅せる収納で日々の生活をアートに

ー続いてリビングへ。収納がオシャレですね。

平松オーナー閉めても飾り棚が出ていますので。魅せる収納、隠す収納みたいにしたいと思って。

ー片付けさえもアートにできそう。これなら日々の生活が楽しくなりますね。こちら窓のクルクル出てくるこれはなんですか？

平松オーナーじつはこれ、プロジェクターのスクリーンにしているんです。

ーリビングに配置している家具はディスプレイ用でしょうか？

平松オーナーそうですね。民泊の家具が余っていたのでディスプレイとして置いてみました。入居が決まった際には引き上げます。

ーこのようにディスプレイとして家具が置いてあると、住んだときのイメージが湧いてくるのでいいですよね。収納もたくさんありますし、あちらの磨りガラスもいいですね。何が置いてあるか分かるし、邪魔にならない感じのオシャレさがあります。木のキッチンも素敵です。

平松オーナー気付いていただいてありがとうございます。木のキッチンとかあまりないですもんね。賃貸はもちろん、普通の注文住宅でもなかなかないのではないでしょうか。

木の薫りで毎日が心の森林浴

ー続いてお風呂ですが、こちらも扉の枠と天井が木でできていて珍しいですね。木の薫りがあると心が落ち着きます。

平松オーナー私は祖父の前の代から130年続く建築業を家業としてやっているのですが、以前、ほかの工務店で修行し、再び家業に戻った際にこれからはリフォーム、今でいうリノベーションというものが一般的になるのではないかと思ったのです。今から15年ほど前でしょうか。
その流れで無垢の床材を使ったり、本物の素材を使うということに興味があって、それはなぜかというと時間が経つとそれがまた味わいがでて美しくなるからなんですよね。

ー時が経つにつれて味わいがでてくるということですね。入居者と物件が一緒に育っていくようなイメージでしょうか？

平松オーナー大家っていうのは、入居者さんからお金をもらうだけじゃないんですよね。どんな暮らしをみんなとしていくのかということが大切なんです。あと、最近では空き家が問題になっていますよね。ですから空き家問題もなんとか解決しようと思っていて。いま、Facebookで『空き家おもしろ活用家』として情報発信もしているんですよ。

ー空き家問題にまで取り組んでおられるのですね。

平松オーナー建物が喜んで、人が喜んで、街が喜ぶようなことをしていきたいなと思って。小さなエリアだったとしても物件と物件が点と点で線に繋がって、気が合う人が集まり、そのエリアがどんどんよくなっていったらいいなと思っています。

平松オーナープロフィール
モットーは「どう楽しく生きるか」。旅行が趣味の快活な大家さんで、つい最近も世界一周旅行に行かれたそうです！建築家の目線で空き家問題に向き合い、まちづくりという夢に向けて活動されています。