マンション管理会社の口コミ評判

■多角的に管理会社を比較する

 

マンション管理会社の評判を調べたい場合、最近ではインターネットでランキングなどを調べることが多いと思います。次に多いのは雑誌などに掲載されるランキングを見ることでしょうか。

 

管理会社は管理業務の専門会社です。管理組合に適切なアドバイスを提供したり、事務を助けてくれる重要な役割を果たします。管理組合のパートナーとして共有部の掃除、補修、管理費の徴収なども行うことがあるので、実際には単純なランキングで比較しづらい面もあります。

 

ウェブサイトによっては、細かくカテゴリー分けして評判を載せているものも存在します。この記事ではマンション管理会社の評判を見て行く上でどういった点に注意すべきかをご紹介します。

 

まず、マンション管理会社には大きく分けてデベロッパー系と独立系の2種類があります。デベロッパー系は不動産会社や建築会社が設立した管理会社、独立系は単独で設立された管理会社です。デベロッパー系は費用が高めになりがちですが、経営状態が安定しており、サービスも充実。管理ノウハウを豊富に備えているだけでなく、緊急時にも対応が早いのが特徴です。

 

独立系はデベロッパー系と比べると管理委託費が安くなる傾向があります。その分、大規模修繕工事では緊急性の低い工事まで盛り込んでトータルで採算を得ようとすることもあるようです。

 

デベロッパー系であれ、独立系であれ、まず確認すべきポイントは「これまでの実績」です。管理している戸数が多ければ、トラブル対処や様々な要望に対応するノウハウも蓄積されているはず。当然、サービスも充実しているでしょう。また、長く管理業務を行ってきたということは、それだけ多くの管理組合から支持されてきた証だと考えることもできます。

 

他にも管理会社を選定するポイントは多くありますが、管理組合によって求めるものは変わってくるでしょう。ここでは一般的なポイントを挙げておきます。

 

• 滞納トラブルに対する対応力
  管理費の滞納に対する高い対応力が求められます。管理会社によって督促期間が異なるので確認しておきましょう。
• フロントマンの良し悪し
  管理能力の低いフロントマンが担当になると、管理のクオリティが下がる可能性があります。できれば経験豊富なフロントマンがいる管理会社を選びたいものです。
• 月次報告書の質
  月に一度管理会社から提出される業務報告書は、管理費の内訳や作業内容などを知るための重要な資料です。雑な報告書では肝心なところが伝わりませんので、管理を依頼する前にサンプルをもらって確かめましょう。